sekaiwoyakusu’s blog

世界の"おもしろそう"を日本語に訳します



SEKAIWOYAKUSU

世界の"おもしろそう"を日本語に

「インターネットは世界を悪くしていない」

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いま、私がもっとも注目している人はベネディクト・エバンスです。彼は、Andreessen Horowitzという2009年に設立されたベンチャー・キャピタルで働いています。彼は、いまや伝説ともなっている"Mobile is Eating the World(モバイルが世界を飲み込む)"というプレゼンテーションの考案者としても有名です。

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「貧困は脳を変化させる」

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あなたは、理科の授業で部分ごとの役割を説明した人間の脳のイメージを見たことがありますか?多くの人は見たこことがあるでしょう。ちょうど額の裏側にある脳の前頭部は、前頭前皮質と呼ばれ、問題解決、目標設定、作業実行を主に司る部分です。

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「AIは人間の感情を読み取る学習を自ら進めている」

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今日に存在する多くのAI(人工知能)は、マシーン・ラーニング(機械学習)が特定のデータのまとまりから情報を学習した後に、その情報に対して独立して反応・返答することができるようになっています。多くの意味でAIは、マシーン・ラーニングに頼っているのです。マシーン・ラーニングのアルゴリズムは、ある程度までは、過去に学んだパターンや数値をもとに結果を予測することもできます。

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”サピエンス全史”の著者が語る、人間が有用性を失う未来とは

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イスラエル人の歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書である「サピエンス全史」は、世界的ベストセラーとなった。本著は、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、バラク・オバマといった著名人からも多くの支持を集めている。彼の新著である「ホモ・デウスへ」では、人間主義が終焉した後に何が起こるのか、そして私たち人類がもつ知性と創造能力が私たちの未来に及ぼす脅威について解説している。

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資本主義が終焉した後 - Part.2 

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2011年にBBCのジャーナリストであるメイソンは、2007〜2008年に起こった金融クラッシュを起因に広まった「広場占拠運動(movement of the squares)」から生まれた反緊縮財政を掲げる政党や団体に関する非常に重要な研究を行っている。ポスト資本主義は、広場占拠運動と反緊縮財政派の政党や団体には欠くことができない繋がりを描いている。

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資本主義が終焉した後 - Part.1

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資本主義はどのように終焉を迎えるのだろうか?

数世紀にわたり、資本主義という経済システムを支持してきた理論家でさえ、資本主義は世界のためにならないと考えている。

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